傘寿をお祝いしよう

日本は世界有数の長寿国です。世界保健機関の世界保健統計では、日本の平均寿命は83.7歳で長寿世界1位です。世界1位が何十年と続いている日本では、長寿をお祝いするという風習が昔から続いています。61歳でお祝いをする『還暦』は認知度も高く、料亭では「還暦プラン」などを打ち出しているところもあり、『赤い』ちゃんちゃんこを着て、家族皆でお祝いをすることが多いです。

寿命が人生50年と言われていた時代に、60歳までいきることは長寿と考えられていましたが、現在の60歳にお年寄りという表現は似つかないくらいお元気な方が多いので、現在では、傘寿・米寿(88歳)・卒寿(90歳)で盛大にお祝いする家庭が多いようです。
さて、傘寿(さんじゅ)は80歳を迎える年にお祝いをします。傘寿の由来は、『傘』という字を見ましょう。『八』と『十』という字が入っていることや、『八』という字が末広がりとして縁起のいい数字から来ているという理由があります。

先ほど還暦では「赤いちゃんちゃんこ」といいましたが、傘寿の場合は、「紫色」のものを贈るといいといわれています。紫という色は、知識や今までの経験に対して尊敬や敬意を表す色なんです。紫色だと落ち着いた80歳にふさわしい贈り物もありそうです。傘という字にちなんで、実用的な傘の贈り物をする人もいるようです。
もちろん色にこだわらず、あげたいと思うものや欲しい物をあげるのが一番です。何よりも、ひ孫や孫や子供が勢ぞろいするにぎやかな機会が、現代ではなかなか取れないので、傘寿のようなおめでたい機会に、皆が集まりおじいちゃん、おばあちゃんの長寿を笑顔でお祝いしてあげることが一番のプレゼントになると思います。

おじいちゃん、おばあちゃんが今まで生きてきた時代の話や知恵話を、是非孫やひ孫の代に伝えてあげるいい機会になります。核家族が多くなってきている現代において、人と人とのつながりを感じ、長寿を皆でお祝いできるという風習は、これからも大事にしていきたいものです。

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